誤読と曲解の映画日記

映画鑑賞日記です。

どこまでも居心地が悪く、その不安定さに苛立つ物語/『マーゴット・ウェディング』

どこまでも居心地が悪く、その不安定さに苛立つ物語/『マーゴット・ウェディング』:目次 居心地の悪い物語 不安定で苛立つ姉妹 問題や災厄をもたらすだけの人々 再生の可能性がほんの少しだけ 映画の概要・受賞歴など 参考リンク 居心地の悪い物語 映画『…

飛び出す映画についてのエトセトラ

飛び出す映画についてのエトセトラ:目次 VR、3D映画、そして立体映画 オバケのQ太郎の映画 飛び出す映画 参考リンク ほしい物リストから本が届きました 管理人からのお知らせ:Amazonほしい物リスト 最近、twitterで飛び出す映画について書いたので、こちら…

もう二度と観ることのない映画/2017年5月のまとめ

『誤読と曲解の映画日記』/2017年5月のまとめ:目次 もう二度と観ることのない映画 『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ 『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ 管理人からのお知らせ:Amazonほしい物リスト もう二度と観ることのない映画 「もう二度と観…

喜びのために生きよう! 踊って歌うために!/『ジミー、野を駆ける伝説』

喜びのために生きよう! 踊って歌うために!/『ジミー、野を駆ける伝説』:目次 束の間の自由さえ抑圧されてゆく 歌とダンスは自由の象徴 そこでなら誰もが善良になる 喜びのために生きよう! 踊って歌うために! 自由を求めて野を駆ける 映画の概要・受賞…

無心の赤ちゃんが大人たちの愚かさや未熟さを浮かび上がる/『赤ちゃん泥棒』

無心の赤ちゃんが大人たちの愚かさや未熟さを浮かび上がる/『赤ちゃん泥棒』:目次 愚かしいことに身を委ねてしまわないとたどり着かない場所 エドを縛り付けていた鎖 完全な悪には染まっていない人間 愚かさや未熟さを抱えた自分と決別 映画の概要・受賞歴…

ゴールデンウィークに突入/2017年4月のまとめ

『誤読と曲解の映画日記』/2017年4月のまとめ:目次 ゴールデンウィークに突入 『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ 『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ 管理人からのお知らせ①:『週刊はてなブログ』で紹介されました 管理人からのお知らせ②:Amazon…

ハッピーエンドとバッドエンドが交錯する物語/『ブロードウェイと銃弾』

ハッピーエンドとバッドエンドが交錯する物語/『ブロードウェイと銃弾』:目次 本物のアーティストとは 柔軟性とそれを受け入れる勇気を持つこと ハッピーエンドとバッドエンドが交錯する物語 映画の概要・受賞歴など 参考リンク 本物のアーティストとは 映…

ウイスキーに導かれて/『天使の分け前』

ウイスキーに導かれて/『天使の分け前』:目次 後悔にも似た感情を抱いて物語を見つめる 仲間と、そしてウイスキーとの出会い 罪を抱えたからこそ、一歩ずつ自分の歩むべき道を見定める 天使の分け前 映画の概要・受賞歴など 参考リンク 管理人からのお知ら…

映画はある種のタイムカプセル/2017年3月のまとめ

『誤読と曲解の映画日記』/2017年3月のまとめ目次 『男はつらいよ』に映し出される半世紀近く昔の風景 映画はある種のタイムカプセル 『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ 管理人からのお知らせ①:更新日の変更について 『誤読と曲解の読書日記』今月のま…

ぱっとしないけれど、シリアスでリアルな日常/『ナポレオン・ダイナマイト』

ぱっとしないけれど、シリアスでリアルな日常/『ナポレオン・ダイナマイト』 ぱっとしないけれど、シリアスでリアルな日常 友達と出会うことから成長ははじまる 努力は惜しまず機転を利かせる タイムマシンを買って 映画の概要・受賞歴など 参考リンク ぱっ…

運命がつかさどるよりもずっと奇妙なことが、この世界では起こりうる/『誘惑のアフロディーテ』

運命がつかさどるよりもずっと奇妙なことが、この世界では起こりうる/『誘惑のアフロディーテ』:目次 「理想的な」母親探しに奔走する物語 自分の人生にうんざりしていたリンダ 予言を振り払って、自分の信念に突き進むレニー 一歩間違えれば壊れてしまい…

「コンプレックス」が原動力/2017年2月のまとめ

『誤読と曲解の映画日記』:2017年2月のまとめ目次 「コンプレックス」が原動力 『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ 『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ 管理人よりお知らせ:Amazonほしい物リストをつくりました 「コンプレックス」が原動力 そもそも…

"YES"は前に進むためのスイッチ/『イエスマン "YES"は人生のパスワード』

"YES"は前に進むためのスイッチ/『イエスマン "YES"は人生のパスワード』:目次 不思議な説得力のある物語 「YES」と言った先に 行動を促すためのスイッチ 映画の概要・受賞歴など 参考リンク 不思議な説得力のある物語 人生は決断の連続だと言える。大きな…

永遠に叶うことのない夢/『サンセット大通り』

永遠に叶うことのない夢/『サンセット大通り』:目次 もがきながら進む方向が誤っているゆえの破滅 永遠に叶うことのない夢を抱いた人間たち 破滅へのレールを敷いたマックスとベティ ひどく間違ったやさしさと愛情 太陽が沈み、夜の闇が訪れる『サンセット…

ハズレを引くこと/2017年1月のまとめ

『誤読と曲解の映画日記』:2017年1月のまとめ目次 ハズレを引くこと 『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ 『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ ハズレを引くこと 1月も最終日になりましたが、今年最初の今月のまとめです。今年もよろしくお願いいたしま…

ひどく手遅れだったのかもしれないが/『トト・ザ・ヒーロー』

ひどく手遅れだったのかもしれないが/『トト・ザ・ヒーロー』:目次 自分で自分の人生に評価を下してはいけない 誰とも思い出を分かち合うことができなかったトマ 悲しみを抱いているからこそ ひどく手遅れだったのかもしれないが 映画の概要・受賞歴など …

孤独なふたりでしか成り立ち得ない愛/『レオン 完全版』

孤独なふたりでしか成り立ち得ない愛/『レオン 完全版』:目次 孤独なふたり このふたりでしか成り立ち得ない種類の愛情 「根が地面についてない」 ようやく地面に根を下ろす 映画の概要・受賞歴など 参考リンク 孤独なふたり 映画『レオン 完全版』は、多…

2016年映画日記ブログ アクセス数ランキングとおすすめ記事/12月と2016年のまとめ

ブログをはじめて1年が過ぎました こんにちは。『誤読と曲解の映画日記』管理人の”のび”です。 さて、このブログを今年の1月に立ち上げてから、1年が経とうとしています。もともとは、せっかく映画を観たのだから、映画を観ながら抱いた感想や疑問などを忘れ…

邪悪な存在に絡め取られた才能/『バートン・フィンク』

バートンの才能を削り取った三人の男たち 映画『バートン・フィンク』は、ひとりの才能あふれる劇作家の若者が、邪悪な存在に触れ続けてしまったことで、その邪悪さにからめ取られてしまった物語と言えるだろう。ひとりの才能あふれる若者は、永遠に凡庸の枠…

想像力と支配欲の先にあるグロテスクさが物足りない/『ルビー・スパークス』

想像から生まれた”理想の恋人" 映画『ルビー・スパークス』は、支配欲にとらわれた人間が、痛い目にあって成長する物語だと言えるのかもしれない。主人公のカルヴィン・ウィアフィールズは小説家。デビュー作は大ヒットしたけれども、今ではスランプに陥り、…

フィデルのせいで/2016年11月のまとめ

映画『ぜんぶ、フィデルのせい』 先日、キューバの前国家評議会議長フィデル・カストロ氏が亡くなりました。フィデルは言うまでもなくキューバ革命を起こした革命家です。熱狂的な支持から独裁者としての批判まで、革命を成し遂げた政治家には毀誉褒貶が付き…

虚栄心とプライド、そして破滅/『ブルージャスミン』

希望など、どこにも見出せない 映画『ブルージャスミン』は、落ちぶれたセレブがさらに救いようのないところまで落ちてゆくのを描く物語だ。ウォッカと精神安定剤を常に手にするジャスミンの、華やかな過去と痛々しい現実を対比させながら物語は進む。ひとこ…

パーティーの余韻が残る庭/『レイチェルの結婚』

傷を抱えながらもより良い人生を選べることを描く 映画『レイチェルの結婚』は、ある一家が結婚式を迎えるまでの数日前をドキュメンタリータッチで描く作品。結婚式という家族にとって人生で重要な日を迎えるまでの数日間を描きながら、家族や姉妹の抱える葛…

想像力をいったん脇に置いていても/2016年10月のまとめ

戯曲を読むのが苦手 最近、ちょこちょこっとシェイクスピアの作品を読み返しています。昔読んだものを読み返したり、今になって初めて読んだりするものもあります。みなさんご存知のように、シェイクスピアの”作品"を読むことは、戯曲を読むことですね。戯曲…

歯ブラシとタバコとわずかな持ち物/『コントラクト・キラー』

ずれたところだらけの物語 映画『コントラクト・キラー』。ロンドンの水道局に15年間勤めた主人公のアンリは、ある日突然、人員整理の対象となって解雇されてしまう。人生に希望を見い出せなくなったアンリが、自殺を決意するところから、この物語ははじまる…

どんなに背伸びをしようとも/『おいしい生活』

展開が目まぐるしく変わるコメディ 映画『おいしい生活』は、パッとしないコソ泥のレイと、その妻のフレンチーの物語。自らを天才的な犯罪者だと思っているレイは、完璧な銀行強盗の計画を立てる。それは、銀行近くの空き店舗を借りて、表向きの商売をやりつ…

うぉぉぉ!!! ウ◯コまみれのトイレきたねぇぇぇ!!!/『トレインスポッティング』

断ち切ることを描いた映画 映画『トレインスポッティング』は、ヘロイン中毒の青年マーク・レントンが、クスリを立って新しい人生を切り開こうと奮闘する姿を描く物語。もちろん、薬物を断つのは一筋縄ではいかないので、そこに苦闘があり葛藤がある。ドラッ…

わたしが映画館に行かない3つの理由/9月のまとめ

邦画のヒット作が多い2016年 今年は(と言っても、まだ3か月残ってますが)、Twitterのタイムラインを見ていても、映画館に足を運んだ人をよく見かけますね。『ちはやふる』『シン・ゴジラ』『君の名は。』などのヒット作に恵まれたことが大きいのだろう。折…

一瞬しか訪れないからこその幸福と愛情/『きみに読む物語』

物語の読み聞かせ 映画『きみに読む物語』は、純愛を貫いたひと組のカップルの生涯を描く。恋愛ものでそれも純愛の物語なので、設定やストーリー展開も定型的ではある。しかし、他の凡百の恋愛ものや純愛ものと一線を画すのが、認知症の老婦人に高齢の男性が…

現実と非現実の曖昧な境目/『スイミング・プール』

現実と非現実との曖昧な境目 映画『スイミング・プール』は、主人公のミステリ作家サラが過去の自分と決別し、新しい自分に生まれ変わる軌跡をたどる物語だと言えるのかもしれない。少なくともわたしはそんな印象を持った。『スイミング・プール』は、倦怠を…

大いなる徒労と疲弊/『ビッグ・リボウスキ』

虚構と現実が入り乱れる物語 『ビッグ・リボウスキ』は、誘拐事件を軸にしたコメディ映画。ただ、物語はまっすぐに進まない。必ず肝心なところで別の方向へ進むようにねじ曲げられ、ゆがめられてしまう。混乱に拍車がかかり、虚構の上に虚構が重なり、混沌が…

不思議で魔術的な魅力/8月のまとめ

人はなぜ、映画を観るのだろうか 人はなぜ、映画を観るのだろうと、ふと思った。 当たり前だが、人が映画を観る理由など、人の数だけある。質問を変えてみる。わたしはなぜ映画を観るのだろう。 これなら、なにかしらの答えが見えてくるだろう。 わたしの場…

お前たちも真剣に闘っているか? 子どもたちが応援したくなるくらいに/『ナチョ・リブレ 覆面の神様』

本当のヒーローとは 映画『ナチョ・リブレ』は、教会の修道院で働く料理人でもある修道士イグナシオがプロレスラーとなって活躍する姿を描くコメディ。主人公のイグナシオは、修道院の子どもたちに満足な食事を与えられないことに不満を抱いている。教会が料…

俺はセクシーなデブなのさ/『スクール・オブ・ロック』

うそくささのない物語 ロックとは感情を爆発させるためのものだ。映画『スクール・オブ・ロック』を観て、今さらながらにそのことを再認識した。日々の生活の中で自分の中に溜まっていく不満や不平、やり場のない怒りや憤り。そういったネガティブな感情を言…

青い空が戦争の傷跡を見つめる/『長屋紳士録』

心にさざ波を立てる作品 映画『長屋紳士録』は、東京の下町を舞台にした”拾い子"をめぐる人情劇。現代のわたしたちの目から見ると、”拾い子”を引き取ったおたねが男の子へ向けるまなざしは、時に冷たく感じるほどにドライだ。だからこそ、後半になってようや…

救いようのない泥沼の中のかすかな希望のようなもの/『イカとクジラ』

家族関係がきりきりと音を立ててねじれていく 映画『イカとクジラ』は、もともとこじれかけていた家族が、母親の浮気をきっかけに空中分解してしまい、さらに家族関係がきりきりと音を立ててねじれていく過程を描く。物語は最後まで家族の抱える問題がこじれ…

「今月のまとめ」はじめました/7月のまとめ

「今月のまとめ」はじめました こんにちは。『誤読と曲解の映画日記』管理人の”のび”です。このブログは基本的に毎月2回、第1と第3の土曜日に更新するブログです。たまに、それ以外の祝日にも記事を更新することもありますが、それでも月に3回程度の更新です…

まっすぐに海へ/『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』

死ぬ前にどうしても見たい風景 映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』は、冒頭からラストの直前まで、とにかく「動」の映画だ。登場人物たちは絶え間なく動き回り、状況は刻一刻と変化していく。息つく暇もなく、ストーリーは目まぐるしく展開し、わたした…

人生に変化をもたらすものは、密やかに忍び寄る。まるで本を読むときのように。/『リスボンに誘われて』

1冊の本が人生を変える物語 1冊の本と出会い、そこに書かれた物語をくぐり抜ける。その過程で読み手の心境やものの見方に少しずつ変化が起こり、その本を読んだあとでは読み手の人生の有り様や世界の成り立ち方が大きく変わって見える。そんなふうに1冊の本…

何かにトライするのなら徹底的にやれ。でなきゃやるな/『酔いどれ詩人になるまえに』

チナスキーは挑発する 映画『酔いどれ詩人になる前に』は、観る者を挑発する。お前は切実なものを抱えているか? それをしないではいられない何かを持っているか? それを失ったら、自分で自分を保つことができるか? そんな挑発が画面からあふれる一本だ。…

意図せざる悪と代償/『トゥルー・グリット』

単なる西部劇映画としても楽しめるが…... 主人公は父親を殺された14歳の少女マティ。マティは頭の回転がとても速くて、行動力も度胸もある少女。そんなマティは父親を殺して逃亡した犯人チェイニーを捕まえるために、真の勇気を持つと評判だが飲んだくれの保…

Filmarks(フィルマークス)をはじめてみました

Filmarks(フィルマークス)をはじめてみました Filmarks-フィルマークス-( https://filmarks.com )をはじめてみました。Filmarksというのは「映画の感想を書いてシェアするソーシャル映画レビュー」サービス。 つまり、観た映画の感想をweb上に書いて登録…

あふれんばかり情けなさがあふれる世界に差し伸べられた温かな手/『ファーゴ』

転がり続ける雪玉の行方 コーエン兄弟が監督をつとめた映画『ファーゴ』は陰惨で血まみれの映画だが、見終わったあとは不思議と温かな気持ちになる映画。男たちの情けなさや弱さや欠点をこれでもかと見せられた末に、女性警察署長の地に足のついた性格と行動…

奇妙でおかしく、混乱していてあたたかい/『ブルー・イン・ザ・フェイス』

ひとつの理想の街 『ブルー・イン・ザ・フェイス』は、作家ポール・オースターが『スモーク』に続き、脚本を書いた作品。舞台は『スモーク』と同じように、オーギー・レンがニューヨークのブルックリンで営むタバコ屋「ブルックリン葉巻商会」。その店にやっ…

嘘と煙/『スモーク』

凹凸を抱える人間が紡ぎ出す物語 映画『スモーク』は、アメリカの作家ポール・オースターが脚本を書いた作品。ニューヨーク・ブルックリンの街角にあるタバコ屋を主な舞台に、タバコ屋を営むオーギーや店にやってくる客たちが織り成す物語。タバコ屋を営むオ…

脱獄と深い森とが生んだどこかおかしな友情/『ダウン・バイ・ロー』

どこかおかしな友情 ジム・ジャームッシュ監督の作品『ダウン・バイ・ロー』。『パーマネント・バケーション』や『ストレンジャー・ザン・パラダイス』に比べ、ストーリー性はよりはっきりとしている。まずこの作品に登場するのは、ポン引きをしているチンピ…

異世界をさまよう異邦人/『ストレンジャー・ザン・パラダイス』

心の故郷を求めて ジム・ジャームッシュ監督作品『ストレンジャー・ザン・パラダイス』。主人公はニューヨークで自堕落な生活を送るハンガリー人の若者ウィリー。ウィリーはギャンブラーとして生活している。物語はそんなウィリーのいとこのエヴァが、ハンガ…

永遠の夢は虹の向こうに/『パーマネント・バケーション』

”今この場所”から逃げ出してしまう物語 ジム・ジャームッシュ監督作品『パーマネント・バケーション』、青年期特有の孤独や倦怠、無力感が画面からあふれる作品。青年期特有の孤独や倦怠、無力感。それは、自分でも理由のわからないまま、まわりの世界に倦み…

友情や感動を押し付ける説教はいらない/『ドラえもん のび太の人魚大海戦』

大山のぶ代原理主義ではない 映画『ドラえもん のび太の人魚大海戦』を観た。 わたしはドラえもん映画は大好きで、大山のぶ代がドラえもんの声優を務めていた時代の映画はすべて観ている。しかし、大山のぶ代から声優が交代して以降のドラえもん映画は、いっ…

年齢を重ねても前向きに生きる姿が輝く/『カルテット! 人生のオペラハウス』

「老人は弱虫では生きられない」 映画『カルテット! 人生のオペラハウス』は、ジュゼッペ・ヴェルディ生誕200周年記念作と銘打ったとおり、ヴェルディ作曲のオペラ『リゴレット』をはじめ、華やかな音楽に彩られた作品。舞台は、第一線から引退した元音楽家…