誤読と曲解の映画日記

映画鑑賞日記です。

2016年映画日記ブログ アクセス数ランキングとおすすめ記事/12月と2016年のまとめ

ブログをはじめて1年が過ぎました

こんにちは。『誤読と曲解の映画日記』管理人の”のび”です。
さて、このブログを今年の1月に立ち上げてから、1年が経とうとしています。

もともとは、せっかく映画を観たのだから、映画を観ながら抱いた感想や疑問などを忘れないように書き留めておこうとはじめたのが。このブログです。なんとか月に2本の感想を書くという行為を1年間続けることができて、ホッとしています。

しかし、以前にも書きましたが、映画を観る時間よりもその映画についてのブログ記事を書く時間の方が長いということが、もっぱらの悩みです。また、観たい映画はたくさんあるのに、忙しくてなかなか数をこなして観ることができない、というのも悩ましいところです。たくさん映画を観て、たくさんレビューや感想を書ける人が羨ましい限りです。

まあ、そんなこんなで『誤読と曲解の映画日記』、年が明けると2年目に突入します。

さて、今回は、いつもの今月のまとめに加えて、2016年のまとめとして、年間のアクセス数が多かった記事のランキングと、管理人が個人的にオススメの記事ランキングを載せています。それでは、どうぞ。

『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ

2016年12月に更新した『誤解と曲解の映画日記』の記事は2本でした。


12月3日更新:想像力と支配欲の先にあるグロテスクさが物足りない/『ルビー・スパークス
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20161203/1480762800

映画『ルビー・スパークス』は、支配欲にとらわれた人間が、痛い目にあって成長する物語。想像が生み出した”理想の恋人”と”理想の恋愛”を楽しむという設定はそれなりに面白いが、この物語は人間が意のままに人間を支配するグロテスクさを描く物語でもあるので、そのグロテスクさをしっかりと描写すれば、もう一段深みのある物語になったと思われる。そういった理由で、深みの足りない物語になってしまったところが少々残念であった。


12月17日更新:邪悪な存在に絡め取られた才能/『バートン・フィンク
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20161217/1481972400

映画『バートン・フィンク』は、ひとりの才能あふれる劇作家の若者が、邪悪な存在に触れ続けてしまったことで、その邪悪さにからめ取られてしまった物語。才能あふれる劇作家バートン・フィンクは、永遠に凡庸の枠に閉じこめられてしまった。もう二度とそこから出られることはないだろう。バートンは物語中で出会った三人の男たちの邪悪さに少しずつ冒されて、その才能を削り取られ、激しく損なわれてゆく。そういう意味で、この物語は、非常にグロテスクで後味の悪い一本だ。


それぞれの記事には、yahoo!映画と映画.com、そしてFilmarksへのリンクがあります。あらすじなどの参考にどうぞ。

『誤読と曲解の映画日記』2016年のまとめ

2016年に更新した『誤解と曲解の映画日記』の記事は合計33本でした(月末のまとめを除く)。

その中で、12月29日の夜の時点でアクセス数の多かった記事、トップ5を振り返りたいと思います。

5番目にアクセスの多かった記事
5月21日更新:奇妙でおかしく、混乱していてあたたかい/『ブルー・イン・ザ・フェイス』
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20160521/1463821735

ニューヨークのブルックリンの街角にあるタバコ屋を舞台に繰り広げられる物語。町の住民たちが、その町に住んでいるという一点で結びつき、緩やかな親しみや連帯感を抱いていることを描く。


4番目にアクセスの多かった記事
4月2日更新:本を読むこと、語り合うこと/『ジェイン・オースティンの読書会
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20160402/1459564923

バックグラウンドの異なる男女が読書会を通じて自分を見つめ直す過程や、本を読むことや本を語り合うことの素晴らしさを描く1本。映画もいいけど、読書もいいよとわたしたちを誘う1本。


3番目にアクセスの多かった記事
10月1日更新:うぉぉぉ! ウ◯コまみれのトイレ汚ねぇぇぇ!!!/『トレインスポッティング
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20161001/1475319600

この映画の舞台から20年後を描いた続編が制作されるということで話題に。どん底の青年が再生し、希望へと向かって走り出す物語。作中に出てくるトイレの汚さが印象的だが、映画そのものを象徴していた映画。


2番目にアクセスの多かった記事
5月7日更新:煙と嘘/『スモーク』
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20160507/1462624516

アメリカの作家ポール・オースターが脚本を書いた映画。今年はデジタルリマスター版が上映されるということで話題に。記事自体は5月のものですが、クリスマス近くになってアクセス数が伸びました。


1番目にアクセスの多かった記事
5月1日更新:友情や感動を押し付ける説教はいらない/『ドラえもん のび太の人魚大海戦
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20160501/1462069466

割と批判的なトーンで書いた記事です。しかも、通常更新ではなく、思わず勢いで書いたTwitterへの投稿と、それを補足する記事になっています。映画の設定や人物造形に違和感を抱いた1本です。

2016年の『誤解と曲解の映画日記』、管理人のお気に入り記事

2016年に更新した『誤解と曲解の映画日記』の記事の中で、管理人がみなさまに特に読んでいただきたい、おすすめ記事トップ3を振り返ります。あくまでも、「映画」そのものを観ていただきたい順番ではなく、「映画の感想記事」を読んでいただきたい順番です。

以下の記事を読んでいただきたいと思ったのは、映画の内容の素晴らしさはもちろんですが、管理人自身が、特に気合いと魂を入れて書いた記事だからです。にもかかわらず、アクセス数がそれほどまで伸びなかった記事なので、せっかくだからもう一度読んでいただきたいなという思いから、ランキングにしてみました。


管理人のおすすめ記事第3位
8月6日更新:救いようのない泥沼の中のかすかな希望『イカとクジラ
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20160806/1470472562

もともとこじれかけていた家族が、母親の浮気発覚をきっかけにますますねじれていく過程を描く。映画のストーリーは、人によっては消化不良に感じるかもしれない。だからこそ、このあとこの家族はいったいどうなったのだろうかと、ふと考えてしまう物語。まるで心に刺さったトゲをときおり思い出すみたいに。


管理人のおすすめ記事第2位
8月11日更新:青い空が戦争の傷跡を見つめる/『長屋紳士録』
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20160811/1470916049

小津安二郎監督の戦後第1作目の作品。”拾い子”とその子を引き取った雑貨屋の女主人の”おたね"をめぐる物語。反発しながらも少しずつ”拾い子”を受け入れ、やがて本当の家族になるが、あっけなく引き裂かれてしまう。”おたね”はこのあとどうなったのだろう、戦争の傷跡が胸に迫る。


管理人のおすすめ記事第1位
5月7日更新:煙と嘘/『スモーク』
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20160507/1462624516

アクセスランキングにも登場しましたが、個人的におすすめの1本です。クリスマスの時期は過ぎてしまいましたが、人々の傷と温かさがしみる物語。人は煙のように苦い過去を抱えながら、嘘をついて生きていく。だからこそ、人生に救いがあるということを、見事に描いた作品です。

『誤読と曲解の読書日記』12月と2016年のまとめ

『誤読と曲解の読書日記』は、管理人の”のび”が運営する、読書の感想を書くブログです。いつもなら、この『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめにも、その月の更新記事へのリンクを貼るのですが、今回は省略いたします。

さて、『誤読と曲解の読書日記』にも「12月と2016年のまとめ」を掲載しました。
今月のまとめだけではなく、2016年の更新記事の中からのアクセス数ランキングを掲載しています。

ご興味がありましたら、この『誤読と曲解の映画日記』の「12月のまとめと2016年のまとめ」とあわせて、『誤読と曲解の読書日記』も、ぜひご笑覧ください。

『誤読と曲解の読書日記』:http://nobitter73.hatenadiary.jp

年末のごあいさつ

2016年の『誤読と曲解の映画日記』の更新はこれでおしまいです。
今年一年、当ブログをご覧いただきまして、ありがとうございました。
来たる新年がみなさまにとりまして幸多き一年でありますようお祈り申し上げます。

来年も細々と更新を続ける予定ですので、よろしくお願いします。

『誤読と曲解の映画日記』管理人:のび

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