誤読と曲解の映画日記

映画鑑賞日記です。

怪獣映画が苦手/『誤読と曲解の映画日記』2017年11月のまとめ

怪獣映画が苦手/『誤読と曲解の映画日記』2017年11月のまとめ:目次

4ヶ月ぶり(!)の今月のまとめ

4ヶ月ぶり(!)の今月のまとめです。
8月下旬から10月にかけて、個人的に少々多忙だったためです……。
ようやくブログを書く余裕が出てきたので、またブログを再開します。

怪獣映画が苦手な理由

唐突ですが、わたしはゴジラをはじめとした怪獣映画が苦手なのです。
先日、『シン・ゴジラ』が地上波テレビ放映され、twitter上などでも大いに盛り上がりましたが、わたしは断片的にしか観ていません……。

そもそも、ゴジラ映画をまともに観たことがありません。たまたまテレビでゴジラ映画が流れているときに、ちらっと観たことがあるだけで、始まりから終わりまでちゃんと全編を通して観たことは記憶の限りではありません。これはゴジラシリーズや他の怪獣映画も同じです。

その理由は怖いから、という単純なものです。

なぜなら、ビル並みの大きさの怪獣が人も車も家も踏み潰し、口から火のようなビームを噴き出し、尻尾を振り回してビルまでなぎ倒すという、それはもう破壊の限りを尽くすから。ああ、自分もうっかり怪獣に踏み殺されたらいやだなあ、みたいな想像が膨らんでしまうので、もうダメですね。つまり、怪獣映画を見る視点としては、わたしは怪獣に踏み潰される側の視点で観てしまうから、怪獣映画が怖いということになるのです。

まあ、昔のゴジラが原爆への恐怖や原子力に対する怒りを描き、シン・ゴジラ東日本大震災のメタファーであって、そんな巨大な厄災に対峙する人間の姿を描いている映画だということは理解していますので、怪獣映画だからと食わず嫌いしない方がいいというのは理解していますが。

いろんな怪獣がいてもいいはず

さて、ツイッターに「怪獣映画に出てくる怪獣はなぜ、巨大な爬虫類や両生類みたいな姿をしているのか。鳥類や昆虫類や哺乳類が巨大化した怪獣がいてもいいはずだ」と投稿したところ、いやモスラだっていただろうという返信をいただきました。

いやあ、いかに自分が怪獣映画について知らないかがはっきりしました。つまり、わたしは怪獣映画が怖いからそれを避けてきたら、怪獣映画について何も知らないのですよ。よく考えたら、キングコングだってニューヨークを破壊していますね。昆虫類や哺乳類の怪獣もすでに存在しています。

ところで、全長150メートルの巨大なゴキブリ怪獣が街をがさごそ這い回って破壊の限りを尽くす怪獣映画なんてどうでしょう。ポスターだけで卒倒する人が出てきそうなくらいに、怖そうな怪獣映画になりそうですが。


怪獣映画が好きな人は世の中にたくさん存在するので、怪獣好きな人は思い切り楽しんでください! としか言えませんが。

『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ

2017年11月に更新した『誤解と曲解の映画日記』の記事は2本でした。

11月11日更新:たとえ逃げ道を見つけ出したとしても/『ブラック・スワン
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20171111/1510401600

映画『ブラック・スワン』は、ニューヨークのバレエ団に所属するバレリーナが主人公の物語。バレリーナの主人公ニナが「白鳥の湖」の主演に抜擢されるが、プレッシャーのあまり狂気に侵されていくさまを描く。重苦しく胸が締め付けられる、救いようのない物語。


11月25日更新:もっと未来が見通せたら/『マジック・イン・ムーンライト
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20171125/1511611200

映画『マジック・イン・ムーンライト』は、天才マジシャンとインチキ霊能力者の物語。有名なマジシャンが自称霊能力者のインチキを見破るという定型的とも言えるような物語で、世界を揺るがすような大事件などは起こらない小粒な印象の物語。けれども、登場人物たちのかたくなな心が魔法にかけられたようにやわらかに溶けていく様子を描く。


それぞれの記事には、yahoo!映画と映画.com、そしてFilmarksへのリンクがあります。あらすじなどの参考にどうぞ。

『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ

『誤読と曲解の読書日記』は、管理人の”のび”が運営する、読書の感想を書くブログです。ご興味がありましたら、ぜひご笑覧ください。2017年11月に更新した『誤読と曲解の読書日記』記事は3本でした。

11月9日更新:『至上の愛』のさらにその先にあるもの/藤岡靖洋『コルトレーン ジャズの殉教者』岩波新書
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2017/11/09/210000

藤岡靖洋『コルトレーン ジャズの殉教者』岩波新書は、ジャズミュージシャンのジョン・コルトレーンの生い立ちから死去までの生涯を描く。この本はコルトレーンの生涯を通じてジャズという音楽の小史を知ることができる。またコルトレーンの周囲のミュージシャンたちとの関わりを通じて、彼の音楽についてより深く知ることができる。この本を読み終わったあと、いっぱしの”コルトレーン通”を自称できるかもしれないと高揚感に包まれる一冊である。


11月19日更新:愛憎と戦争とおっぱいとトラクター/藤原辰史『トラクターの世界史 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち』中公新書
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2017/11/19/210000

藤原辰史『トラクターの世界史 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち』中公新書は、サブタイトルにもあるとおり、トラクターを<人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち>と位置づけ、トラクターの登場と発展が人類の歴史をどのように変えていったのかを描く。

『トラクターの世界史』は、トラクターの誕生から今日に至るまでの人類との関わりを描き出し、これからの未来社会における立ち位置までをも展望する意欲作だ。トラクターに興味のない人でも、トラクターの歴史を通してさまざまな示唆や発見が得られるだろう。


11月26日更新:嘘やぺてんのない、真摯でやさしい言葉にあふれた物語/ライマン・フランク・ボーム(河野万里子訳)『オズの魔法使い新潮文庫
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2017/11/26/210000

オズの魔法使い』は、言わずと知れた児童文学の古典である。この物語は、もともとが作者のライマン・フランク・ボームが自分の息子たちに聞かせるために作った物語なので、全編を通じて父親が自分の小さな子どもを守るかのような親密で庇護的な、言うなればやさしくあたたかい雰囲気が底流に流れている。


それぞれの記事には、出版社ホームページとブクログへのリンクがあります。

管理人からのお知らせ:Amazonほしい物リスト

Amazonほしい物リストをつくっています。
炭酸水と辞書、読みたいと思っている本を入れております。
このブログともども、ほしい物リストもよろしくお願いいたします。

読書&映画日記管理人のびのほしい物リスト
https://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/8GE8060YNEQV


ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
管理人のFilmarks:https://filmarks.com/pc/nobitter73
管理人のtwitterのアカウント:https://twitter.com/nobitter73
管理人のメールアドレス:nobitter73 [at] gmail.com
※[at]の部分を半角の@に変更して、前後のスペースを詰めてください。
『誤読と曲解の映画日記』管理人:のび
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー