誤読と曲解の映画日記

映画鑑賞日記です。

2017年最後の更新。そして少々の愚痴めいたこと。/『誤読と曲解の映画日記』2017年12月のまとめ

2017年最後の更新。そして少々の愚痴めいたこと。/『誤読と曲解の映画日記』2017年12月のまとめ:目次

少々の愚痴めいたこと

『誤読と曲解の映画日記』、今年最後の更新です。

早いものでこのブログを開設してから丸2年が経とうとしています。今年は管理人が少々多忙だったため、なかなか更新できない時期もありましたが、なんとかまた1年間更新することができました。

さて、今さらですが、映画を観たときに浮かんだことを文章化するのはなかなか骨の折れる作業です。そもそもは自分用の映画の感想記録みたいなものとして、このブログを立ち上げたのですが、2年間ほど映画を観て感想を書いてという作業を繰り返して、それで文章が上手くなったかと言われると、それがやっぱり上手くなっていないんですねえ。

そういうわけで、ブログをはじめて2年経っても、なかなか文章が進まず、呻吟しながら記事を書き続けています。おそらくはこのままで続いていくのでしょう。

1年の最後に少々愚痴めいた話になりましたが、みなさま良い新年をお迎えください。

『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ

2017年12月に更新した『誤解と曲解の映画日記』の記事は2本でした。


12月9日更新:世界の悲惨に想いを馳せ、その悲惨さから目をそらすな/『おやすみなさいを言いたくて』
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20171209/1512820800

映画『おやすみなさいを言いたくて』は、理想と現実とのあいだで葛藤する女性報道写真家の姿を描いた物語だ。物語全体を通じて、どちらかといえば絶望的な気分が支配する作品だ。けれども、絶望的な雰囲気の中にかすかな希望も見いだすことのできるし、それがこの物語の救いにもなっている。


12月23日更新:もう二度と取り戻せないであろうものを描く物語/『ゴスフォード・パーク
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20171223/1514030400

映画『ゴスフォード・パーク』は、消え去りゆく”貴族”の姿を描き出した物語。1932年秋のイギリス、貴族の邸宅「ゴスフォード・パーク」を舞台にした貴族たち、その使用人たちの人間模様を、ある殺人事件にからませて描く物語である。

時代背景としては第一次世界大戦後のイギリスであり、その当時はイギリス貴族階級が衰退していった時期。たしかにこの物語の最後は「ゴスフォード・パーク」に集った人々が去ってゆく様子を描きながら、何かが終わることを感じさせるようなしめやかな終わり方となっている。殺人による貴族の死を描き、その周囲の人々の抱えるものをあぶり出すことで、もう二度と取り戻せないであろうものを、わたしたちの心に郷愁とともに感じさせるのだ。


それぞれの記事には、yahoo!映画と映画.com、そしてFilmarksへのリンクがあります。あらすじなどの参考にどうぞ。

『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ

『誤読と曲解の読書日記』は、管理人の”のび”が運営する、読書の感想を書くブログです。ご興味がありましたら、ぜひご笑覧ください。2017年12月に更新した記事は2本でした。

12月2日更新:シンプルで質実剛健な2018年の手帳/コクヨ・キャンパスダイアリー(バーチカルタイプ)
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2017/12/02/210000

ひさびさに書いた文具関連の記事です。いかにシンプルで使いやすい手帳かということを書いています。今年も、そして来年も、このコクヨのキャンパスダイアリーとともに過ごしていきます。


12月10日更新:わけのわからなさを飲み込んで受け入れること/ルイス・キャロル脇明子訳)『不思議の国のアリス岩波少年文庫
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2017/12/10/210000

ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』は、「ユーモアと言葉あそびに満ちたイギリス児童文学の古典」(本書カバー)とうたわれるように、もはや内容について細かな説明を必要としない有名な物語。

不思議の国のアリス』は、大人が読んでもわけのわからない世界だが、ひとまずはこのわけのわからなさを、ひとまず自分の中にしっかりと飲み込んで受け入れることが大切だと、作者ルイス・キャロルは訴えているのではないだろうか。

つまり、子どもだったわたしが『アリス』というわけのわからない世界に触れ、そのわけのわからなさを不安と恐怖とともに記憶していたように、子どもの頃に『アリス』というわけのわからない世界に触れた記憶を抱えることが大切だと、作者ルイス・キャロルはこの物語で伝えているのだ。


それぞれの記事には、出版社ホームページとブクログへのリンクがあります。

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