誤読と曲解の映画日記

映画鑑賞日記です。

雪には人間を切実にさせる力があるのかもしれないの巻/『誤読と曲解の映画日記』2018年1月のまとめ

雪には人間を切実にさせる力があるのかもしれないの巻/『誤読と曲解の映画日記』2018年1月のまとめ:目次

雪の中を追いかけたり逃げ出したり

この冬はとても寒いですねえ。わたしが住むのは九州の南の方ですが、それでもこの冬は今まで経験したことのない寒さに見舞われています。とにかく寒いし冷たい。春になるのが待ち遠しくてたまりません。

しかし、わたしの住んでいるあたりは雪がめったに降ることはないので、一面の冬景色を見回すという経験がないのです。見渡す限り雪の広がる風景とは、いったいどういう景色なのでしょうか。だから、わたしはテレビ番組や映画でしか、雪景色というものを見たことがないのです。

雪景色が印象的な映画といって、ぱっと思いつくのは『ファーゴ』や『八甲田山』あたりですかねえ。どちらも人がバタバタと死んでいく映画ですが。あとは『網走番外地』でしょうか。『網走番外地』は雪の中を逃げてゆく話ですが、いやあ、あれだけの雪の中、自分だったら途中で凍え死んでしまうなあと思った記憶があります。

これらの雪に関する映画について考えると、雪には人間を切実にさせる力があるのかもしれないですね。

それでは、今月のまとめをどうぞ。

『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ

2018年1月に更新した『誤解と曲解の映画日記』の記事は2本でした。

1月13日更新:親切心と愛犬/『アーティスト』
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20180113/1515844800

映画『アーティスト』は、かつて大スターだった俳優ジョージ・ヴァレンタインが階段から転がり落ちてゆくさまと、新進気鋭の女性俳優ペピー・ミラーが階段を駆け上がってゆくさまを対比的に描いてゆく。「親切心」がこの物語のひとつのテーマだろう。物語の最後には「ああ、誰かに親切にすることっていいなあ」、「誰かにかけてもらった親切は忘れないようにしよう」と、思わず感じてしまうような心温まる物語となっている。


1月27日更新:沈黙と静寂の中にあふれる濃密な愛情/『キャロル』
記事リンク:ブhttp://nobitter73.hatenablog.com/entry/20180127/1517054400

映画『キャロル』は、女性同士の濃密な愛を描いた物語。物語は1950年代のニューヨークが舞台。デパートの店員テレーズとお客としてやってきたキャロルとのあいだの女性同士の恋愛を描く。静謐と沈黙が世界を美しく支配する中で、ふたりの女性の濃密な愛情がそこかしこに満ちているのを、わたしたちは感じることができる。その濃密な愛情に私たちは圧倒されるのだ。


それぞれの記事には、yahoo!映画と映画.com、そしてFilmarksへのリンクがあります。あらすじなどの参考にどうぞ。

『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ

『誤読と曲解の読書日記』は、管理人の”のび”が運営する、読書の感想を書くブログです。ご興味がありましたら、ぜひご笑覧ください。2018年1月に更新した記事は2本でした。

1月1日更新:4つの「暮らしの改善法」/今週のお題:「2018年の抱負」
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2018/01/01/210000

はてなブログによる「今週のお題」に参加した記事。ポール・オースターのエッセイ集『トゥルー・ストーリーズ』からの引用で、今年はこれにのっとって「生活の改善」をはかろうと抱負を述べた記事です。


1月11日更新:生きる上で欠かすことのできない物語/小川洋子『物語の役割』ちくまプリマー新書
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2018/01/11/210000

本書はタイトルにもあるとおり、作家の小川洋子氏が「物語の役割」について語ったことを、一冊の本にまとめたもの。小説や児童文学といった物語の世界をより深く知るために、「物語に最も近い場所にいる人間」(本書p9)である作家自身が語った言葉を収めている。

やっぱり物語の世界に触れ、どっぷりと浸ることは素晴らしい体験をすることであり、人間にとって素晴らしい行為であるなあと、わたしは本書のあちこちで共感できた。


それぞれの記事には、出版社ホームページとブクログへのリンクがあります。

管理人からのお知らせ/ほしい物リストから本が届きました

1月4日更新:【お礼とご報告】ほしい物リストから本が届きました
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2018/01/04/210000

このブログで公開しております「ほしい物リスト」から、本が届いたお礼とご報告です。
詳細は、上記のアドレスをご覧ください。

また、管理人の「Amazonほしい物リスト」へのリンクは、下記の署名の一番下にありますので、管理人に何か送りたいという奇特な方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。


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