誤読と曲解の映画日記

映画鑑賞日記です。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

もうひとつの「悲しみよ、こんにちは」/『サガン 悲しみよ、こんにちは』

もうひとつの「悲しみよ、こんにちは」 フランスソワーズ・サガンは18歳のとき、小説『悲しみよ、こんにちは』を発表して衝撃的なデビューを果たす。この小説の発表によって、彼女は一躍、膨大な富と世界的名声を手に入れる。しかし、彼女の人生は『悲しみよ…

不条理、それは我々の人生そのものかもしれない/『シリアスマン』

我々の人生は不条理以外の何物でもない 映画『シリアスマン』は、人生の不条理をこれでもかと描いた作品。人生は不条理な不幸に満ちていて、人間がどうあがいても、やがて訪れる終末に立ち向かうことなどできないのかもしれないということを、これでもかと見…