誤読と曲解の映画日記

映画鑑賞日記です。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「今月のまとめ」はじめました/7月のまとめ

「今月のまとめ」はじめました こんにちは。『誤読と曲解の映画日記』管理人の”のび”です。このブログは基本的に毎月2回、第1と第3の土曜日に更新するブログです。たまに、それ以外の祝日にも記事を更新することもありますが、それでも月に3回程度の更新です…

まっすぐに海へ/『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』

死ぬ前にどうしても見たい風景 映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』は、冒頭からラストの直前まで、とにかく「動」の映画だ。登場人物たちは絶え間なく動き回り、状況は刻一刻と変化していく。息つく暇もなく、ストーリーは目まぐるしく展開し、わたした…

人生に変化をもたらすものは、密やかに忍び寄る。まるで本を読むときのように。/『リスボンに誘われて』

1冊の本が人生を変える物語 1冊の本と出会い、そこに書かれた物語をくぐり抜ける。その過程で読み手の心境やものの見方に少しずつ変化が起こり、その本を読んだあとでは読み手の人生の有り様や世界の成り立ち方が大きく変わって見える。そんなふうに1冊の本…

何かにトライするのなら徹底的にやれ。でなきゃやるな/『酔いどれ詩人になるまえに』

チナスキーは挑発する 映画『酔いどれ詩人になる前に』は、観る者を挑発する。お前は切実なものを抱えているか? それをしないではいられない何かを持っているか? それを失ったら、自分で自分を保つことができるか? そんな挑発が画面からあふれる一本だ。…