誤読と曲解の映画日記

映画鑑賞日記です。

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2016年映画日記ブログ アクセス数ランキングとおすすめ記事/12月と2016年のまとめ

ブログをはじめて1年が過ぎました こんにちは。『誤読と曲解の映画日記』管理人の”のび”です。 さて、このブログを今年の1月に立ち上げてから、1年が経とうとしています。もともとは、せっかく映画を観たのだから、映画を観ながら抱いた感想や疑問などを忘れ…

邪悪な存在に絡め取られた才能/『バートン・フィンク』

バートンの才能を削り取った三人の男たち 映画『バートン・フィンク』は、ひとりの才能あふれる劇作家の若者が、邪悪な存在に触れ続けてしまったことで、その邪悪さにからめ取られてしまった物語と言えるだろう。ひとりの才能あふれる若者は、永遠に凡庸の枠…

想像力と支配欲の先にあるグロテスクさが物足りない/『ルビー・スパークス』

想像から生まれた”理想の恋人" 映画『ルビー・スパークス』は、支配欲にとらわれた人間が、痛い目にあって成長する物語だと言えるのかもしれない。主人公のカルヴィン・ウィアフィールズは小説家。デビュー作は大ヒットしたけれども、今ではスランプに陥り、…