雑多で取り留めのない現実だからこそ|ブルー・イン・ザ・フェイス:目次
- 捕まえたひったくり犯
- 自分なりのスジ
- 雑多で取り留めのない現実
- 『ブルー・イン・ザ・フェイス』について
- 参考リンク
捕まえたひったくり犯
たとえばあなたが道端で知り合いと立ち話しているとき、道の向こうで若い女性がバッグをひったくられたと叫ぶのが聞こえる。そのすぐあとにあなたのそばをバッグを持った犯人が走り去ってゆく。
正義感みたいなものに突き動かされ、あなたはその犯人を追いかけ、あっさりと捕まえる。ひったくりの犯人は、まだほんの子ども。日本で言えば小学校4、5年生といったところ。追いついた若い女性があなたの捕まえた犯人の姿を見て驚く。
犯人を捕まえたあなたは子どもとは言え、ひったくりの犯人なのだから、警察に突き出すと主張。善悪というものを教え込まなきゃいけないから。
一方、若い女性はバッグも取り戻したんだし、犯人はまだほんの子どもだから許してあげてほしいと、あなたに告げる。そんなとき、あなたならどうするだろうか?