雑多で取り留めのない現実だからこそ|ブルー・イン・ザ・フェイス
雑多で取り留めのない現実だからこそ|ブルー・イン・ザ・フェイス:目次
- 捕まえたひったくり犯
- 自分なりのスジ
- 雑多で取り留めのない現実
- 『ブルー・イン・ザ・フェイス』について
- 参考リンク
捕まえたひったくり犯
たとえばあなたが道端で知り合いと立ち話しているとき、道の向こうで若い女性がバッグをひったくられたと叫ぶのが聞こえる。そのすぐあとにあなたのそばをバッグを持った犯人が走り去ってゆく。
正義感みたいなものに突き動かされ、あなたはその犯人を追いかけ、あっさりと捕まえる。ひったくりの犯人は、まだほんの子ども。日本で言えば小学校4、5年生といったところ。追いついた若い女性があなたの捕まえた犯人の姿を見て驚く。
犯人を捕まえたあなたは子どもとは言え、ひったくりの犯人なのだから、警察に突き出すと主張。善悪というものを教え込まなきゃいけないから。
一方、若い女性はバッグも取り戻したんだし、犯人はまだほんの子どもだから許してあげてほしいと、あなたに告げる。そんなとき、あなたならどうするだろうか?
ブログ再開、ブルースカイアカウント開設、メールアドレス変更などのお知らせ
ブログ再開、ブルースカイアカウント開設、メールアドレス変更などのお知らせ:目次
- ゆるい感じでブログ再開
- ブルースカイのアカウント獲得
- メールアドレス変更
ゆるい感じでブログ再開
長いことほったらかしのこのブログ、今さらなんだよって話ですが、ひとまず新年のご挨拶から。あけましておめでようございます。
このブログ、2016年に開設してたんですね。時間の流れは実に恐ろしいですね。とにかく、このブログをずっと放置しておくのも、もったいないなということで、映画の感想なんかをときどき書ければいいかと思って再開しようかなと。
定期更新を目指す! と意気込むと、すぐに面倒くささが顔をひっこりのぞかせるので、何か書けるようなものがあるときなどには書こうかな、くらいのゆるいスタンスで再開しようかなと。
まあ、今までもそのくらいのゆるさでやってたのが、長いことブログを放置してた理由になったんですけどね。その前に、お知らせをいくつか。
自らの欲望に忠実になること/『ラブ&ポップ』
自らの欲望に忠実になること/『ラブ&ポップ』:目次
- 個人的な欲望に忠実な存在
- 現金と引き換えに入手できる記号
- 思った時に始めたり手に入れたりしないとダメ
- 個人的な欲望に突き動かされている
- 映画の概要・受賞歴など
- 参考リンク
個人的な欲望に忠実な存在
本作のテーマは「自らの欲望に忠実になること」だろう。
しかし、本作に出てくるような男たちが自らの欲望に忠実になると、それらはことごとくヤバい性癖となり、同時にことごとく記号としての「女子高生」の消費に直結してしまう。
それに対して、本作に出てくる女子高生はみな個人として生きている姿が対照的に描かれている。少なくとも、記号としての女子高生の姿を演じながらも、個人的な欲望に忠実な存在と描かれるのだ。
※以下、ネタバレ的な要素が含まれている場合があります。